掻き跡

皮膚の色素沈着に悩んでいたのは中学生の頃でした。

 

虫に刺された時に痒みを我慢できず、血がにじむまで掻きこわしてしまう癖がありました。

 

特に両脚の膝から下の部分だけ、そのような掻きむしり跡がたくさんできてしまい、気付いたら水玉模様のようにあちこち色素沈着してしまいました。

 

最初は蚊に刺された1、2か所だけだったのですが、その掻きむしりをきっかけにどんどん周辺にも広がりました。

 

一心不乱に掻きむしっている時は、痒みが消えてスッキリするのが快感で止められなくなりました。

 

そして「血がにじんで跡が残ったのを見てから大後悔する」というのをずっと繰り返していました。

 

当時は中学生だったので、毎日学校には制服を着て行くのですが、スカートは丁度ひざ丈の長さなので、色素沈着で水玉模様になっている脚を見られてしまうのが悩みでした。

 

健康的で綺麗な脚の同級生を見る度に「どうして私はこんな人に見せられない状態になるまで何か所も掻きむしってしまったんだろう?」と情けなくなりました。

 

制服の時はハイソックスを履いて隠し、何とか人目に付かないよう凌いでいましたが、体育の時間には体操着に着替えたり、裸足にならなければいけない授業があって、本当に憂鬱でした。

 

「ただの掻きこわしなんだから、きっとすぐに消えて治るだろう」と思っていましたが、何か所もできた色素沈着は簡単に消えることはありませんでした。

 

夏もとっくに過ぎて蚊に刺される季節でもないのに、脚は掻きむしり跡でいっぱいなのがすごく恥ずかしかったし、まわりに同じような悩みを抱えている人もいなかったので、とても辛かったのを覚えています。

 

こんな悩みも、今の時代だったらネットで体験談や治療法を見ることができるし、色素沈着を治すための対処法も探せると思いますが、当時はそんな環境がなかったので、とにかく「人に見せられるレベルになるまでは脚を隠し続ける」という事しかできませんでした。

 

ある時ふと気づいたのが、お風呂の湯船に入って体が温まると痒みが強く出る、という事でした。

 

湯船の中で痒みを我慢できずに掻きむしってしまうという事がよくあったのです。

 

血がにじむまで掻いてしまう痒みの原因は、ただの虫刺されだけでなく、体が温まる事や乾燥も引き金になっていたように思います。

 

大人になった現在は、当時の色素沈着はほとんど消えて、素足を見せられるようになりましたが、冬の乾燥する季節になると痒くなってくるので、入浴後や外出前には必ずこまめにクリームを塗るようにして、痒みの発生を防いでいます。

 

参考:掻き跡の色素沈着を28日間で消すカンタンなスキンケア